正藍染
正藍染は日本で古くから発酵させた染液を作り維持しながら、自然の力を最大限活かし染め上げます。
(様々な藍染の手法の中では、薬品等を使うことでより簡単に濃い藍の色で染める物もあります。)
藍の発酵を見極める熟練の職人が何度も根気強く繰り返し染める事により
色の抜け難い藍染服となっています。
また、正藍染の生地は抗菌効果があり、布を強くし紫外線から身を守る効果があります。
藍は非水溶性で、そのままだと生地を染めることは難しく、常在菌の力を借り染液を発酵させ染まりやすくします。とは言え何回も繰り返し染め続けなければならなく、根気と重労働の連続です。
藍染作家の絞りのテクニックは様々。技術と経験、勘と偶然。それとハッピーなアクシデントの集積で、作品が完成します。どれも特別。同じものは出来上がりません。
アンティークさを漂わせる浅葱色からクールでシックな濃紺まで、染めの濃さの調整も、ある程度はできます。オーダーのご注文に限り、ご指定ください。
染まりにくいという事は、藍が落ちにくい。染めやすいという事は、色が落ちやすい。正藍染の藍は、お洗濯でも驚くほど洗い水が青くなりません。