Takane Sewing Studio

AIモデル導入のその後 『本物』と『仮想』の境界線について

 先日、商品撮影の遅れから着用画像にAIモデルを採用したことをコラムでお伝えいたしました。その後も夫婦ふたりで製作に没頭しながらも、パソコン画面も同時に睨み、残された時間の中で何ができるのか悩みながらその答えを模索しています。

今回は、導入から少し時間が経った今、私たちが最も大切にしている「服の形と生地感」の再現性について、実際の比較画像(添付画像)を使いながら、再度お伝えしたいとおもいます。

ご覧の画像は、左がリアルモデル(たかね)、右がAIモデルによる同じコーディネートです。

私たちの「正しい生地感の再現」は、AIモデルを使用するにあたって、とても重要な事柄だと思っています。 しかし、厳密に言えば、人間のモデルが持つ自然な質感や微妙なドレープ、そしてAI技術による表現には、まだわずかな「差」が存在することは事実です。これは、私たちが「本物の質感」を知っているからこそ、隠すことはできません。

それでも、私たちがこのAIモデルの掲載を決めた理由は、その「差」を極力縮めたGeminiのお陰でした。

例えば、ネイビーのブラウスのフリルの立ち上がりや、リネン特有のくったりとした生地の表情、ワイドパンツのドレープ。これらは、単なる画像処理ではなく、生地の物性を解析し、服の構造を理解した上で生成されているようです。

あわせて、今回はモデルの表情や肌の質感は「作家本人より、より若く可愛らしいAIモデルさん」にお願いしています。(本人からの強い要望により)

「本物の質感」を正確にお伝えできているか気になるところですが、 AIという新しい技術を正しく、そして私たちの想いに引き上げることで、「より早く、より多くの着こなしのヒント」をお届けできる可能性を感じています。

商品のメイン写真はリアルモデルさんにお願いし、補足として何か提案しなければならない部分はAIモデルさんにという棲み分けが、今後私たちの表現として成り立てばなと感じています。

話は少し逸れますが、私たちが年間を通してお世話になるイベントへのエントリーに使う写真ですが、ここには絶対にAIは紛れ込ませません。
ここは、絶対に自分たちに許すことはしません。
念の為。。。