Takane Sewing Studio

はじめてのリネン・麻のお手入れガイド

育てる、馴染む、愛着がわく。

「リネンや麻の服って、シワになりやすいし、お手入れが難しそう…」 そんな風に思っていませんか?

実は、リネンは「日常着の中でトップクラスにお手入れがラクな素材」なんです。

洗うほどにやわらかく肌に馴染み、自分だけの一着に育っていく過程は、リネンならではの贅沢な楽しみ。ぜひ肩の力を抜いて、気楽に毎日のコーディネートに取り入れてみてくださいね。


「シワ=味わい」アイロンいらず!

リネン最大の魅力は、その独特のナチュラルな風合い。 ピシッとアイロンをかける必要はありません。洗いざらしの自然なシワこそが、洗練された大人の抜け感を演出してくれます。 「アイロンがけの時間を手放せる」と思うと、毎日の家事もちょっとラクになりますよね。

Q. それでも、シワをもう少し伸ばしたい時は?
A. 完全には乾かさず、少し湿り気が残っている状態でスチームアイロンを浮かせながらあてると、ふんわりキレイに伸びます。



驚くほどの速乾性&汚れにくさ

リネンはペクチンという成分のおかげで汚れがつきにくく、落ちやすい性質を持っています。 さらに吸水性・速乾性が抜群!洗濯して干しておけば、あっという間に乾きます。湿気の多い時期や部屋干しでもストレスフリーです。

リネンや麻は、水分を吸って発散する力が、綿の5倍あるとされています。



洗濯機でガシガシ洗ってOK

特別なお手入れは不要です! ネットにポンと入れて、いつもの中性洗剤(おしゃれ着用洗剤ならさらに安心)で洗濯機にまかせるだけ。リネンや麻は水分を含むと丈夫になるので、お洗濯が大好きです!

長持ちさせるワンポイント
脱水時間は「ちょっと短いかな?」くらい(30秒〜1分程度)でストップ。

水気を含んだ重みで干すことで、自重で余計なシワが伸び、きれいに乾きます。



「パンパン!」として陰干し

洗濯機から出したら、全体を軽くパンパンと叩いて大きなシワを伸ばし、形を整えて風通しの良い日陰に干すだけ。たったこれだけで、心地よい風合いに仕上がります。

Q. シーズンオフの保管はどうすればいい?
A. 湿気を嫌うため、しっかり乾かしてから風通しの良い場所へ。
たたむと折れシワがつきやすいので、ハンガー掛け保管がおすすめです。



育てて楽しむ、リネンの魅力

着るほどに、私だけの柔らかさへ

おろしたてのリネンは少しハリがありますが、洗いを重ねるごとにどんどんしなやかに、肌触り良く変化していきます。

1年後、2年後のリネンは、買ったときよりもずっと愛おしい風合いに。 日常の中でガシガシ使って、あなただけの最高の一着に育ててみてくださいね。


最後に、私が10年以上、年間20回ほど出張するイベントに必ず持っていき、何度もお洗濯をして大切にしているリネンインディゴ染めのタイパンツをご紹介します。
強靭なリネンの生地は、どこも破れることなく、洗う度に色感や生地感が育っていくのが実感できます。
私の目指す「一生ものの普段着」という信念。
皆様と一緒に育んでいけたら、とても幸せと感じます。